豊葦原の瑞穂の国
茅の輪茶の作り方
 
 ススキ・葦(葭)・菅等の茎の部分を採取する。(根は使用しません)


 軽くすすぎ洗いをし、泥・土等の付着物を除去する。



 燻す時間を短縮するために2〜3日天日干しするのものOK。
 天日干ししなくても良い



 葉や実等は、取り除いて茎のみを使用致します。
 (ススキ・葦の採集時点で、葉や実の部分を取り除く事をお勧めします。)
 茎を4〜5センチの長さにハサミや包丁で、切る。
 葦の場合は節が、硬いので怪我のないようにご注意



 燻し作業として、ホットプレートに蓋が出来る範囲内で、部材を鉄板に乗
 せ、中温(120〜140度)設定で加熱する。
 全体均等に、チョコレート色になるまで、加熱する。
 燻し作業後は、ホットプレートは、調理には使用不向きな状態(タール分
 の付着)になりますので、古い製品をご使用ください

燻し仕上がり⇒

 その際燻煙が、出ますので換気等をご注意下さい。
 また、頻繁に開けますと温度が下がりますし、成分が水蒸気(煙)と共に
 一部失いますので、4〜5回の部材撹拌で燻し作業は行って下さい。
 なお、燻し作業の仕上がり判断は、手で軽く砕ける状態が目安です。
 ホットプレートが無い場合は、部材をアルミホイルで包み、魚焼き器・グリ
 ルや電気オーブン等で行って下さい。

 魚焼き器の場合、炭化してしまい、燃え上がることがありますので、ご注
 意下さい。(短時間で仕上がります)

燻し過ぎ⇒
 
 燻し終わった部材を、布巾または、布製の袋で包み、金槌等で軽く叩き砕
 くか、ペンチ等で挟み割って下さい。
 飛び散りますので、ご注意下さい。
 粉末までする必要はありません。
 砕き作業は、あくまでも部材より煎じる際に成分を有効に出すために、表
 面積を増やす為のものです。


 砕き終わった部材は、湿気ないよう密閉容器で保管して下さい。
 出来れば、ガラス容器がより良いと思っております。ビニール袋でも可。


 300〜500ミリリットルの沸騰したお湯に対して、3〜4グラム(大
 さじに山盛り)程度を簡易ティーバック等に入れ、投入し約10〜15分
 煎じて下さい。
 細火でコトコトと煮こぼれしないようにご注意下さい。
 電気ウォーマー(コーヒーメーカー等)を使用して煎じる場合は、少し低
 温でありますので、約30分程掛かります。
 煎じたお茶は、薄茶色をしております。

茅の輪茶の飲み方と保存

 基本は、一日で飲みきるようにして下さい。
 一日朝夕の2回程度をお勧めします。
 保存は、常温なら、2日を目処として下さい。
 冷暗所で3〜4日の保存として下さい。